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壁立ちをすると、姿勢が良くなる。そんなことも言われていますが、壁立ちはおすすめできないんですね。

「壁立ちは間違いだ!」と言い切れるわけでもありませんが、体の構造を考えるとどうしても不自然。

反り腰の方が壁立ちをすると、より反ってしまう。腰痛や肩こり、前ももやふくらはぎの張りもひどくなる可能性もあります。

この記事では、

・壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由
・自然な立ち方の習得方法

などを、パーソナルトレーナー歴12年の伊藤出(@izuru_style)が解説します。

 

壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由

よく「正しい立ち方」として“壁立ち”が雑誌などで紹介されていますが、個人的に壁立ちはおすすめできません。

その理由は、以下の通り。

壁立ちとは

改めて「壁立ち」を整理しておくと、文字通り壁に沿うような立ち方のことなんですね。

壁立ち

壁立ちをするとき、

・後頭部
・肩甲骨
・お尻
・踵

の4点を壁につけて立つことが良しとされています。

https://izuru-personal.com/wp-content/uploads/2023/04/吹き出し-300x300.jpg

実はこの4点を壁につけるということがそもそも難しいですし、不自然なことなんですね。

4点を壁につけることは身体の構造上不自然

4点をつけて壁立ちをするのは、身体の構造からすると不自然。

例えば、お尻はある程度後方に膨らみがあり、後頭部や踵よりも後ろ側に出ていますよね。

壁の前でお尻をつけた状態で立つ

お尻の膨らみを考慮すれば、このような立ち方が自然なはず。

背中などと壁の間に〇をつける

ただこれを無視して、4点を壁につけようとすることで、

・肩甲骨が過度に寄ってしまう
・へそを突き出すように、腰が反ってしまう
・体重がつま先にかかり、太ももの前側の張りにつながる

こういった姿勢の変化が起こり、上記でお伝えした自然な立ち方から大きく外れてしまいます。

自然な立ち方と比べると、壁立ちをした方が窮屈そうですよね。

立ち方の比較

もし反り腰の方が壁立ちを意識して立ってしまうと、より反り腰になってしまう。

ですので、よほどの目的がない限り壁立ちはおすすめできません。

壁立ちでふくらはぎは壁につかない

また、壁立ちをされている方から、

https://izuru-personal.com/wp-content/themes/drop_tcd087/img/common/no_avatar.png
お客様

壁立ちのとき、ふくらはぎが壁につかないんですが…

と聞かれることもあるんですね。お尻が後方に膨らんでいることを考えると、ふくらはぎが壁につかないのは当然です。

実際自然な立ち方を見ていただくと、壁とふくらはぎは離れていますよね?

背中などと壁の間に〇をつける

もし壁立ちでふくらはぎがつかないと悩む方がいれば、それは特に問題ないので安心してください。

壁立ちは身体の問題につながる可能性

もし今、壁立ちを習慣にして、

・肩こりや首こり
・腰の張りや腰痛
・太ももの前側の張りや膝の痛み

こういった症状に悩んでいる方は、壁立ちをしていることが根本的な問題かもしれません。

壁立ちの姿勢を部分的に見ていくと、以下のような箇所にストレスがかかります。

壁立ちの姿勢で横から撮影

壁立ちの姿勢で後ろから撮影

この状態で日頃過ごしていれば、時間の経過とともに「痛み」や「不調」などが発生してしまう。

もし壁立ちを習慣的に行っていた方は、それをやめれば身体の悩みがすぐに改善する方も多いはず。

では具体的に、どのような立ち方をすればいいのでしょうか?

 

壁立ちを実践していた方にしてほしい立ち方を改善する4ステップ

実践してほしい立ち方は、

踝の真下に体重を乗せた、骨で立つような立ち方

です。

自然な立ち方

自然な立ち方

自然な立ち方

こういう立ち方ができると、体にかかるストレスが最小限となり、楽に立てて身体もスッキリしてきます。

立ち方の改善手順は、

1、椅子に座って、骨盤を適度に立てる
2、体をお辞儀させる
3、踝の真下に体重を乗せる
4、まっすぐ立ち上がる

この4ステップ。

椅子からの立ち上がり手順

具体的な方法は以下の記事で紹介しているので、立ち方を改善したい方はこちらを参考にしてみてください。

これができると、今抱える体の悩みを根本改善することにつながりますからね。

 

壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由のまとめ

今回は、壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由について解説しました。

・壁立ちは、基本的に4点を壁につける立ち方
・壁立ちをすると、体の構造上不自然な立ち方になる
・腰痛や反り腰、前ももなどの張りにつながる
・自然な立ち方を実践するためには、壁立ちをやめること

雑誌などでよく壁立ちが紹介されているので、イメージとすれば良さそうな立ち方ですよね。ただ実は、真逆。

個人的にはおすすめできないですし、自然な立ち方と比べてもらうと、その違いは一目瞭然。かなりしんどい立ち方です。

壁立ちをしても体の悩みが改善できなかった方は、ぜひこの機会に立ち方を変えてみてください。そうすると、今までとは違った楽さやスッキリ感を実感できるはず。

今回の内容が、少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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今回お伝えした内容は、パーソナルのセッションだとより確実に改善可能です。もしご自身で改善が難しい場合は、お気軽にご相談ください。

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