女性は毎月1回のペースで生理になりますが、その都度体内でさまざまな変化が起こります。その変化のせいで「だるさ」「しんどさ」「腹痛」などに悩まされる方もいると思うんですね。

現場で女性のクライアントさんをご指導していると、どうしても生理中は筋トレのやる気が出ないという方もいます。

そんなときは無理をしないことが1番だと思いますが、そもそも生理中に筋トレもいいのでしょうか?今回は、この辺りを詳しく解説していきたいと思います。

この記事では、

・生理中に筋トレをしてもいい?いけない?
・生理中に筋トレのやる気が出ないときの6つの対処方法

などをパーソナルトレーナー歴11年の伊藤出(@izuru_style)が解説します。

 


生理中に筋トレのやる気が出なくなる原因

まず最初に、生理中に筋トレのやる気が出なくなる原因などをお伝えしますね。

分泌されるホルモン量が増減する影響

生理中に筋トレのやる気が出なくなる原因は、

体内で分泌されるホルモンなどの量が増減するから

ということが考えられます。

体内で分泌されるホルモンの1つに「女性ホルモン」がありますが、女性ホルモンには、

・エストロゲン
・プロゲステロン

などがあります。これらのホルモンは、生理周期の中で増減します。そうすると、

・血流が悪くなる
・自律神経が乱れる
・精神的に不安定になる
・身体がむくむ

など、女性なら経験したことがある症状が現れるといわれているんですね。

生理が始まったら身体の調子が良くなる方がいる一方で、現場でも生理が始まってしまうと不調に悩まされる方もいます。

ここは個人による違いは大きいと思いますが、まずはこういった分泌されるホルモン量の増減が大きく影響している可能性があります。

元々自律神経が乱れている

上記でお伝えしたのはホルモンとの関連ですが、次に考えられる原因は、

元々自律神経が乱れており、生理が始まると症状がきつくなる

ということが考えられます。

これは現場で何度も経験したことですが、日頃からストレスが多くて自律神経のバランスが乱れている方ほど、

・腹痛がかなりきつい
・全身がむくんでパンパン
・体重がいつもより1~2kg重くなる
・不安感が増したり、やる気が起こらない

など、生理中の症状がきつくなる傾向があります。

このように、生理とは関係ないタイミングで自律神経が乱れてしまっている方は、生理が始まることでやる気の低下がより顕著になっているのかもしれません。

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いずる

実際に自律神経を整えたクライアントさんの場合、整った後の生理中の症状が軽減したり、精神的に安定したケースがいくつもありました。

循環不良が発生している

もう1つ考えられることは、

循環不良が発生して、身体の重だるさが出ている

ということです。

先ほど生理中にむくみがひどくなるとお伝えしましたが、むくみがひどくなると「重だるさ」を感じますよね。

こういう状態のときって、

・身体が重く動きたくない
・何をしてもしんどい

みたいな感覚ってありませんか?

こういう状態であれば当然やる気が出ないですし、横になりたいと感じる方もいますよね。

このように、生理によって体内の環境が普段とは変わり、むくみがひどくなることでもやる気が出ない可能性があります。

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では、生理中で筋トレのやる気が出ないときはどのようなことをすればいいのでしょうか?そもそも筋トレをしてもいいのでしょうか?続いては、このあたりについて解説しますね。

 

生理中に筋トレをしても問題ない

「生理中に筋トレをしても大丈夫なの?」と疑問に思っている方もいると思いますが、

体調面に気をつけながら行うのであれば、生理中に筋トレをしても問題ない

というのが結論です。

ただ、現場でクライアントさんからお話を伺っていると、

・身体が重だるくてしんどい
・動く気力が湧かない
・お腹が痛すぎて寝込んでしまう
・全然いつもと変わらない

など、個人によって体調が大きく違うんですね。

ですので、基本的には生理中の筋トレは問題ありませんが、ご自身の体調に合わせて内容を変えたり休むという選択をする必要があります。

もし体調に問題なく筋トレができそうな方は、生理中の筋トレは普段以上に筋肉がつく可能性があるということを知っていただければと思います。生理中には、体内で以下のような変化が起こっています。

生理で起こる体内の変化

先ほども女性ホルモンについて触れましたが、生理中の女性の体内では、

女性ホルモンの分泌量が著しく下がる

という変化が起こっています。

女性ホルモンの役割はさまざまありますが、

・脂肪を溜めこむ働きがある
・筋肉の成長を抑制する働きがある

こういったこともあるんですね。

生理が始まって女性ホルモンの分泌量が下がることで、筋肉の成長を抑制する働きが抑えられ、

生理中は筋肉がつきやすくなる可能性がある

ということがわかっています。

つまり、生理中に筋トレを行うことで“普段よりもトレーニング効果が上がる”ということが言えます。

欧米の女性アスリートはあえて生理中に筋トレすることも

欧米の女性アスリートの中には、あえて生理の時期を狙って激しいトレーニングをする方もいるそうなんですね。

アスリートにとっては、筋肉をつけて筋力を向上させることはコンディショニングを整える上でも重要です。

このように、イメージ的には生理中は筋トレNGと思いがちですが、実はプラスになるケースもあるということです。

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とはいえ、一番大事なことは無理をしないことです。体内は普段と違った状態になるので、しんどく感じた時は必ず筋トレを休むようにしましょう。

では、生理中で筋トレのやる気が出ないときや生理中に筋トレを行う場合は、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか?

 

生理中に筋トレのやる気が出ないときの対処方法①:基本的には休む

先ほどもお伝えしましたが、無理をしてほしくないので改めてお伝えすると、

生理によってやる気が出ないときは、思い切って休む

という選択をするのが一番です。

もしかすると身体を動かした方がスッキリ感が出る方もいると思うので、後ほどいろんな方法はご紹介しますが、やる気が出ないときは集中力も持続しません。

こういうときに、

・不注意で怪我をする
・普段と動きが変わって、どこかを痛めてしまう
・アクシデントが発生する

などの問題の発生確率も上がります。

ですので、どれだけ生理中は筋肉がつきやすいからといっても、僕個人としては休む選択を最優先していただきたいんですね。

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どうしても身体を動かしたかったり、そこまでしんどさがない方は、ここからお伝えする以下の方法を参考に実践してみてください。

 

生理中に筋トレのやる気が出ないときの対処方法②:ストレッチのみにする

もし生理中でやる気が出ないけど何かしたいと思う方は、ストレッチなどの体操がおすすめです。

気持ちよく身体を動かせば体内の循環が改善され、重だるさをスッキリさせることができるんですね。

以下の動画はタイトルは少し違いますが、この内容を実践していただくと身体のスッキリ感を実感していただけると思います。

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実際に現場でも生理中で身体がしんどく感じる方には、こういった筋肉を緩める方法を優先的に行っています。そうすると、身体も引き締まっていきますからね。

 

生理中に筋トレのやる気が出ないときの対処方法③:軽めの有酸素運動のみにする

時間があって体調的にも問題ない方は、有酸素運動なども身体がスッキリするのでおすすめです。

具体的な方法は以下の記事や動画でお伝えしているので、こちらを参考に実践してみてください。

ランニング

縄跳び

トランポリン

自宅でできる有酸素運動

ちなみに豆知識ですが、有酸素運動をすることで心臓から「ANP」という物質が分泌されます。

この物質は血液に乗って脳に到達すると、精神的に落ち着く作用が働き、身心ともにリラックスできるといわれているんですね。

そうすると、より身体のスッキリさを実感できるので、身心共に生理中に乱れやすい方には特に有酸素運動はおすすめです。

 

生理中に筋トレのやる気が出ないときの対処方法④:鼻呼吸+関節運動を行う

続いてご紹介する方法は、

鼻呼吸を行いつつ筋肉を刺激する

という方法です。

筋肉はある程度素早く動かしつつ鼻呼吸を行うと、より筋肉が膨らみを持って筋力が向上するんですね。

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こういうトレーニング方法はきつさはそこまで感じないので、生理中にふらつきやすい方でもできる方法です。

以下の記事の中でお伝えしている「素早く動く筋トレ」を参考に行ってみてください。そうすると、簡単な動きですが筋肉が膨らみ、基礎代謝などを上げることができます。

 

生理中に筋トレのやる気が出ないときの対処方法⑤:速筋を刺激するトレーニングを行う

続いてご紹介する方法は、

反動を活用して、速筋を刺激する

というトレーニング方法です。

通常のトレーニングと比べてグッと力む瞬間が少ないので、これも生理中にふらつきが出やすい方にもおすすめの方法です。

1、反動膝つき腕立て伏せ

1、膝をついて腕立て伏せの状態になる
2、手は肩幅ぐらいに開く
3、軽く肘を曲げ、身体を地面方向に下げる
4、ポンッと弾むように、反動で身体を持ち上げる
5、これを20回3セット行う

反動膝つき腕立て伏

2、反動ディップス

1、両膝を立てて地面に座り、両手は身体の後ろにつく
2、肘を伸ばして、地面からお尻を浮かせる
3、お尻を地面に落とし、反動で持ち上げる
4、これを20回3セット行う

反動ディップス

3、反動アームプレス

1、手の甲を正面に向け、肩の前で構える
2、腕を頭上に上げる
3、上げた腕を落とし、肩の前で弾ませて頭上に再度上げる
4、これを20回3セット行う

反動アームプレス

4、反動逆スクワット

1、仰向けになり、両手を骨盤の下に敷く
2、脚を天井方向に伸ばし、腰幅に開く
3、伸ばした脚を落とし、弾ませて再度天井方向へ上げる
4、これを20回3セット行う

反動逆スクワット

5、反動逆ワイドスクワット

1、仰向けになり、両手を骨盤の下に敷く
2、脚を天井方向に伸ばし、肩幅よりも大きく
3、伸ばした脚を落とし、弾ませて再度天井方向へ上げる
4、これを20回3セット行う

反動逆ワイドスクワット

このように“弾む刺激”は筋力の向上にも効果的ですし、硬い筋肉も弾力ある状態に緩んでくれます。

生理中のだるさもスッキリするので、生理中だけこういったトレーニングに切り替えるのもありだと思います。

 

生理中に筋トレのやる気が出ないときの対処方法⑥:普段通りの筋トレを行う

そしてもう1つの考え方としては、

筋肉をつけるようなハードなトレーニングを行ってしまう

ということです。

先ほども解説しましたが、生理中は筋肉がつきやすい状態になっているため、筋肉をつけたい方はやる気の有無に関係なくトレーニングをしてしまうのも1つの方法です。

もし筋肉をつけるトレーニングをしたい方は、以下の記事で具体的なトレーニング方法をご紹介しているので、よかったらこちらを参考に実践してみてください。

このように、生理中に筋トレのやる気が出ないときの対処方法や考え方はいろいろあるので、ぜひご自身にあった方法をみつけてほしいなと思います。

 

運動してもいい?生理中に筋トレのやる気が出ないときの6つの対処方法のまとめ

今回は、生理中に筋トレのやる気が出ないときの6つの対処方法について解説しました。

・生理中は、基本的には運動や筋トレをしても問題ない
・ただ個人によって体調が変わるため、臨機応変に対応すること
・女性ホルモンの分泌量が下がるので、筋肉がつきやすくなる
・アスリートの場合は、その時期を狙って筋トレを行うこともある
・やる気が出ないときは、基本的に筋トレを休む
・身体を動かしたいときは、ストレッチや有酸素運動がおすすめ
・問題なく動けそうなら、反動を活用したトレーニングなどを行う

こういった内容をお伝えしました。

女性は毎月1回生理が来て体調の変化などもあって大変だと思いますが、その中でも筋トレのやり方を工夫すればより健康的に身体を変えやすくなります。

何度もお伝えしていますが、第一に考えてほしいことはご自身のその時々の体調です。できそうであれば筋トレをしてもOKですが、無理をしない方がトレーニングなども続くというのも事実。

今回の内容を参考に、生理中の筋トレ内容について精査してみてくださいね。今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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