今、脚の太さに悩んでません?その原因の1つに「座り方のまずさ」の可能性があるんですね。
ご自身の生活を振り返ってみて、日頃どんな姿勢ですごしてますか?もし「姿勢悪いなぁ…」と感じる方は、座り方を変えることが脚やせにつながるかも。
それぐらい座り方って、大事なんですね。なので、根本的に脚やせしたい方は、今回お伝えする座り方をぜひ改善してみてください。今までにない変化を実感できるはずですよ。
この記事では、
・脚が太くなる7つの座り方
・脚やせしたい方にしてほしい座り方
などを、パーソナルトレーナー歴12年の伊藤出(@izuru_style)が解説します。
今回の記事の内容
脚が太くなる7つの座り方
脚が太くなってしまう座り方は、以下の通り。
お姉さん座り
脚が太くなる座り方の代表格なのが、
お姉さん座り
です。
この座り方って、かなり股関節を内側に捻じってしまうんですね。
「大転子の出っ張り」や「外ももの張り」でも解説していますが、股関節が内側に捻じれてしまうと、お尻の脂肪分が太ももの外側へ引っ張られてしまう。
イメージ的には、自然な状態であればお尻の脂肪や筋肉はここにある状態です。
ただ股関節が内側方向へ捻じれてしまうと、お尻の脂肪分が太ももの外側に引っ張られてしまうんですね。
そうすると、
・外ももの張り
・大転子の出っ張り
・お尻の形が崩れる&たるみが増す
・内もものたるみ
・膝上の太さ
・ふくらはぎの内外の張り
・脚全体のむくみ
などにつながる可能性が出てきます。
なので、股関節を捻じってしまうお姉さん座りは避けてほしい座り方の1つですね。
内股状態で椅子に座る
お姉さん座りと同様に避けてほしいのが、
内股状態で椅子に座る
ということ。
これも、無意識にやっている方多いですよね。普段仕事中とか、内股で座ってません?これも脚を太くするので要注意。
もし癖づいているとお姉さん座りと同様に、
・外ももの張り
・大転子の出っ張り
・お尻の形が崩れる&たるみが増す
・内もものたるみ
・膝上の太さ
・ふくらはぎの内外の張り
・脚全体のむくみ
などの原因になってしまう。
なので、内股状態で椅子に座るのも避けてほしい座り方の1つです。

ちなみに見逃されがちですけど、自転車に乗っているときも内股に注意が必要です。自転車に乗っている女性は、結構内股になっている方多いですよ。

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片脚だけ組む癖がある
続いて問題になる座り方は、
片脚だけ組む癖がある
ということ。
これも該当する方多いと思うんですけど、どっちかの脚を組む癖ってありません?
もしそういう癖がある方は、いつも脚を組んでいる側の脚ってどっちですか?
確認できたら一度その場に立って、骨盤や太ももの外側を手で触れてみてください。
普段から脚を組みにいっている側の外ももあたりが、少し出っ張っていませんか?
わかりやすく表現すると、人間が自然な状態で立てるとこんな感じ。
この状態で外もも付近に触れても、そこまで外ももの張りって感じません。
ここから骨盤を片側へスライドさせ、その状態で左右の外もも辺りに再度触れてみてください。
そうすると、スライドさせている側の外ももあたりがぼこっと張っているのがわかるはず。
これも股関節の捻じれですが、こういう変化が片脚だけ組んでいる方には、片側の股関節で起こっているんですね。
ですので、日頃から脚を組んでいる側の外ももなどが張りやすくなってしまう。もし今、
・外ももの張り
・大転子の出っ張り
・太ももの外側が太い
などの悩みを抱えている方は、片側だけ脚を組む癖が原因になっている可能性があります。
片側だけ脚を組む方は、逆脚も組むようにすれば左右差が改善して、わりときれいな脚に近づけますよ。
つま先立ちで椅子に座っている
続いて問題になる座り方は、
常にかかとを浮かせて、つま先立ち状態になっている
という姿勢。
みなさん日頃、ストレスってどれぐらい溜まってます?現場での経験から、
・ストレスがかなり溜まっている
・無意識に力む癖がある
などに該当する方って、座っているときにつま先立ちになる方がいるんですね。
こういう座り方を長時間していると、
・前ももがパンパンに張る
・ふくらはぎもパンパンに張る
・脚全体の筋肉が硬くなる
・脚のむくみがひどくなる
などの影響が出てしまう。その結果、かなり太ももやふくらはぎが太くなってきます。
この座り方って意識的に姿勢をチェックしないと、なかなか自覚しづらい。ですので、まずは座っているときにご自身の何気ない姿勢を確認してみてください。
そうすると、意外と足裏全体が地面についてないってこともあるはずですよ。
椅子の上であぐらをかく
続いて問題になるのは、
椅子の上であぐらをかく&片脚を上げる
という座り方。
こういう座り方をすると、前ももの筋肉が過度にストレスを受けるんですね。
さらに骨盤が後傾して、体が丸まってしまう。
そうすると、
・前ももの張りがひどくなる
・脚全体のむくみがひどくなる
・太ももの付け根が太くなる
・腰痛や肩こりが出やすくなる
など、脚の太さに直結します。
特に前ももの張りはかなりひどくなるので、椅子に座るときは必ず脚は下ろしておきたいですね。
足が浮いた状態で椅子に座っている
続いて問題になるのが、
地面から足が浮いた状態で座っている
ということ。
足が浮いた状態だと、膝下の重さが太もも全体にかかってくるんですね。
そうすると、時間の経過とともに、
・太もも全体が張ってくる
・太もものむくみがひどくなる
などのことが起こり、結果的に脚が太くなります。
さらに足が浮いた状態だと、椅子と接地している裏ももが過度に圧迫されて、膝下のむくみもひどくなるんですね。
その結果、膝下もパンパンで太くなってしまう。なので、椅子に座るときは必ず両足の裏は地面につけておきたいところ。
内ももをくっつけて座っている
もう1つ問題になる座り方は、
内ももをくっつけて座っている
ということ。
人間の身体の構造上、グー1つ分か腰幅ぐらい脚を開くことが自然なんですね。
実際に比べてみるとわかりますが、足幅を少し開いた方が楽じゃないですか?
内ももをくっつけて座ってしまうと、内転筋などの筋肉が硬くなる。そうすると、
・内ももたるみやむくみがひどくなる
・X脚のように脚が捻じれる
といった影響が出るんですね。
ですので、脚やせしたい方は脚を軽く開くように座ることをおすすめします。
ここまでお伝えしたように、
・お姉さん座り
・内股状態で椅子に座る
・片脚だけ組む癖がある
・つま先立ちで椅子に座っている
・椅子の上であぐらをかく
・足が浮いた状態で椅子に座っている
・内ももをくっつけて座っている
などの座り方をしていると脚が太くなる可能性があり、これらは絶対に避けてほしい座り方なんですね。
では具体的に、脚やせしたい方はどのような座り方をすればいいのでしょうか?
脚やせしたい方にしてほしい座り方:床での座り方
まず床での座り方で実践してほしいのは、
①あぐら
②正座
③長座
④体操座り
この4つ。
この中でも「あぐら」や「長座」が特におすすめで、これらの座り方をすることで脚の悩みを改善できる方もいるはず。
具体的な床での座り方は「これだけで痩せる?実践してほしい4種類の床での座り方」で解説しているので、こちらを参考に実践してみてください。

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脚やせしたい方にしてほしい座り方:椅子での座り方
椅子での座り方は、
骨(坐骨)で座る
ということがポイント。
そして先ほどもお伝えした通り、適度に足幅を開く。
こういう座り方ができると脚もむくみづらく、脚やせしたい方におすすめの座り方になります。
この具体的な方法は「これだけで痩せる?オフィスで実践してほしい座り方を習得する4ステップ」で解説しているので、よかったらこちらを参考にしてみてください。

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避けてほしい座り方を改めてお伝えすると、
・お姉さん座り
・内股状態で椅子に座る
・片脚だけ組む癖がある
・つま先立ちで椅子に座っている
・椅子の上であぐらをかく
・足が浮いた状態で椅子に座っている
・内ももをくっつけて座っている
などであり、これらはすべて脚を太くしてしまう可能性があるんですね。
ですので、もし何か1つでも該当する座り方があれば、ぜひ改善してみてください。こういったことの改善が、根本的に脚を細くしてくれます。
今回の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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